それが君だっていうこと

路地に迷い込んだ猫のように
あるいは、真っ暗な海へと潜ったクジラのように
探しているそれが君だっていうこと
もう、とっくに気付いているんでしょう

毎日泣いたところで
偶に眠ったところで
変わらないことだって気付いているんでしょう

どこで覚えたかも分からない言葉を
口にしてしまえばなくなる飴だってさ
笑いたくなるよね

もう僕らに嘘は必要ないよ
気にするべきは、それが君だっていうこと

だから僕は、君が嫌いだったよ。


A recollection with you

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