観劇準備 — 2nd mission —

今夜は、ふたりで観劇する

あの日あの場に君は居て、帰ってきたときの君を思い出す

行ってもない僕が言うのもなんだけど感慨深い


僕の用事は思ったより早く済んだから

買い出しに向かう

ついでに、“ あるもの ” も準備する

どっちがついでかはわからない


偶然、連絡がついた君に

必要なものを聴いて買い足す


ミニトマトが欲しいと言われたけど

売り切れだったから

緊急ミッション「ミニトマトを探せ」が発令される

ないものはないので

急行に乗って、最寄り駅を中心線に反復横跳びする

突然降り出した雨を避けるためとはいえ

こればっかりは、仕方ない

無事にゲットして、帰還する


ミッション・コンプリートだ


今夜のお供は、2種類の鶏の唐揚げと2種類のビール

それから、いつものマカロニポテトサラダだ

僕の夜ごはんを兼ねていることは

特に理由はないけど、なんとなく言えなかった


帰ってすぐには観れないだろうからと

先に “ あるもの ” を仕上げていく

料理よりも緊張してしまう

喜んでくれるだろうか

そう思いながら、

君の目につくところに

それなりに堂々と置いておいた


鶏の唐揚げは直前に揚げることにして

いつもの芋焼酎で下味をつける

スパイスには、柚子胡椒と塩胡椒の2種類を用意して

一緒に漬け込む

その間にサラダをつくっていく


ひとりでつくっても

僕だけが食べるわけじゃないと思うと

不思議と気分が上がる


昨日買った小じゃがいもを使う

今度は、芋焼酎を入れ忘れなかった


君が帰宅して、キッチンに来る

ひととおり今日を済ませたらしい

コップやビールを用意してもらう

しっかり下味のついた鶏を、薄い油で揚げる

衣が茶色になったら皿に上げる

そうして、ツマミの用意も仕上がった


テレビをセッティングする

どんな観劇になるか、楽しみで仕方なかった。


観劇 — 2nd mission —

A recollection with you

カフェ“ポエム” since 2010.11.27

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