confession

何度も何度も悩んだ

この傷みは僕のものであって、君のものじゃない

話してしまえば、離れてしまうかもしれない

やり場のない怖さに、やっぱり躊躇った


終わってからでも良いと思っていた


でも、一緒に生きていくのに

言わない選択肢を取ろうとしている

自分は許せなかった

覚悟が足りなかったのは、僕の方かもしれない


夜のうちには言えないまま朝を迎えた

ベッドの中で過ごす優しい時間を終わらせる


一番深くて、いまも疼く傷をそっと見せる


君は僕のそれをひとつずつ受け止めてくれた

声にどれだけ涙が混ざっても

黙って頭を撫でながら、ずっと耳を傾けてくれた

濡れた目で表情は見えなかったけど

君の覚悟だと思った


ひと通り聴いたあと、覚悟はしていたと言われた

君がいまの僕を見ていて

この告白を聴いても隣にいてくれる未来を

すこしでも疑ってしまったことを、すぐに後悔した

離れることが優しさにも厳しさにもならないと

どうして気が付かなかったんだろうか


隣に居るということがどういうことか

僕らにとっての意味を思い知った


ありがとうでも

好きも大好きも

愛してるでさえ

返す言葉として全然足りない


なあ。


ふたりで、いまを生きよう

ふたりで、幸せになろう


ふたりで、明日を書こう。


— confession —

A recollection with you

カフェ“ポエム” since 2010.11.27

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