Authentic

君の表情を見て、何かあったことはすぐに分かった

目を合わせて、出来る限り穏やかに尋ねてみる


迷っているというよりは、考えているふうで

すこし間が空く

それから、間違えないように

丁寧に言葉を注(つ)いで、話し出した


君が誰かと向き合う姿は

直接見ていなくたって、ちゃんと伝わってくる


向き合わなければ、悩むことなんてまずない

苦しみとも悲しみとも別れて、

割り切った方が、もっと楽なのかもしれない


君には、正しいと思う方を選んで欲しい


もし差し出す手が36度5分なんかあったら

熱くてヤケドしてしまうけど

仮にその手が雨に濡れていても、きっと心地良い


傷みも怖さも知ってるから大丈夫

いままでのすべてが、君を守ってくれる

僕だって、そのひとりだ


誰かの頑張りは、ひとりで、

あるいは、ふたりで、その形をちゃんと確かめあえる


君の頑張りは、僕が見ている

僕の頑張りは、君が見てくれる


僕の目の前の君は、格好いい

誰に何と言われたって、君は格好いい大人だ


それが、真実だ。


— Authentic —

A recollection with you

カフェ“ポエム” since 2010.11.27

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