未遂
「詩を書く」と打ったら、タブレットに「死を描く」と言われた
馬鹿馬鹿しいと吐き捨てたいのに
妙にこころが痛むのは
こんな機械任せのミステイクの所為だ
生んだ人間に文句を言おうにも
言語が違うから上手く伝えられる気がしないし
取り合ってはくれないだろう
「詩」が「死」と隣りあわせなわけがない、こともない
だだっぴろく「死生観」だと言ってしまえば
きっと私も貴方も死なないし、生きることにもなってくれる
誰かの「希望」にだってなれるかもしれない
もしそうだったら
馬鹿馬鹿しいって、責めなくても済むのかな?
言葉って、難しい
でも、間違いに気付いて良かったと思うんだ。
— 未遂 —
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