溜息

ラジオの音量を落として、光を絞って、
そうして布団に潜り込む

描きたかった言葉はどこに置いてきたのか
もう分からなくなったから
また見つかるよ、なんて思ってみる

窓、開けなくて良いから外見てみてよ
ほら、オリオン座
冬が来てるって、言うと寂しい夢でも見てしまいそうだよ

黙って聞いたあと
大丈夫。と一言だけ君は呟いた

充分だった
何だって、いつもバレてしまうんだ
君という人は。

A recollection with you

カフェ“ポエム” since 2011

0コメント

  • 1000 / 1000