しだれ花火

夜空に咲くしだれの匂い
開いては消えていく、こころのようだ

そんな風に僕らは恋をして
愛し合って、抱き締める

見えないお互いを確かめられるのは
温度だけだってさ

分かりきってるじゃないか

最後がどうあれ、君は。

優しさの果てで立ち止まって
振り返っては置いていくんだ
それは目印で、想い出じゃないって
悲しくはないよ
なんて強がり

あとで泣くよ?
いま、泣いておくと良い
花火に隠れて声も上げて
いま、泣いておくと良い
だって、最後なんだから。

A recollection with you

カフェ“ポエム” since 2011

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