儚く火

ひとつひとつ作ってきたそれが、空に小さく花を咲かせる

開くことなく蕾のままで
そのままそこに大切に取って置ければ
どんなに良かったろう

萌えて尽きるだけならば
どうか君は君のままであって欲しかったよ
もう、手は届かないね

いや。

元々届くはずのない
触れられない光の欠片なんだから
僕が見たのは幻でしかなかったんだ

儚く、熱さえ嘘であれば良い

だって。君は嘘が下手だからね。

A recollection with you

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