夏の蝶

夏に舞う蝶は、いつの間にか羽化していて
僕らは生きていることしかわからないんだ

寄せては返す海のような
さざめき合う木漏れ日のような
あるいは扇風機の風に揺れる君の髪のような

ありきたりと当たり前の狭間に、いつも一緒に居るんだろうね

遠くで雷が鳴った
降り出した雨が季節の変わり目を教えてくれる

怖がることは、もう何もないと
それだけ伝えて欲しかった。

A recollection with you

カフェ“ポエム” since 2010.11.27

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