小さな旅
旅をしている
当て所なく
傘もなく裸足で
もう何年も
いつからだったろう
荒野と呼ぶには息を飲んでしまうほど綺麗な
そんな場所で生きることになったのは
あの日あの日と
振り返る日々ばかりが増えてきたよ
それも日々小さくなって消えていく
哀しいなあ
積み上がったその悲しみが崩れて
目が眩むくらいの光が差してきたらどんなに幸せか
君がそこにいて
僕を抱きしめてくれたなら
この旅にも、意味があったって言えるだろうか
空を切ったはずのこの手も、もう一度何か掴めるだろうか。
camera : CANON EOS6D MarkⅡ
lens : super takumar 55mm f2
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