小さな旅

旅をしている

当て所なく
傘もなく裸足で

もう何年も

いつからだったろう

荒野と呼ぶには息を飲んでしまうほど綺麗な
そんな場所で生きることになったのは

あの日あの日と
振り返る日々ばかりが増えてきたよ

それも日々小さくなって消えていく

哀しいなあ

積み上がったその悲しみが崩れて
目が眩むくらいの光が差してきたらどんなに幸せか

君がそこにいて
僕を抱きしめてくれたなら

この旅にも、意味があったって言えるだろうか
空を切ったはずのこの手も、もう一度何か掴めるだろうか。

camera : CANON EOS6D MarkⅡ
lens : super takumar 55mm f2

A recollection with you

カフェ“ポエム” since 2011

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