anything we need

偶然とか必然とか、ナンセンスだと思う

ただ過去の傷みも苦しみも

そこに挟まれたすこしばかりの愉しみも

そうだと言ってしまうには

納得いかないことの方がずっと多いけれど

いまの日々へ繋ぐための物語だったなら

過去にさよならをした僕のことを

間違いじゃなかったと許してやれる


大人になることを選んだ

幸せになることを選んだ


まだ、怖さはある

でも、負けるつもりはない


君が隣にいる帰り道


愛しくて頭を撫でた

微笑みながら、君の手が僕の頭をポンポンする

「撫で返し」

なんて言うから

我慢しきれずに噴き出してしまう


君を大切に想っている

僕は大切に想われている


「大切にする」って

どうすればそう言えるんだろうって考えた


ただ恋していればいいわけじゃない

ただ愛していればいいわけじゃない

それは、まやかしにしかならない


好きって

大好きって

愛してるって言えば

触れて伝わることは

きっと、そんなに多くない


恋して

愛して

独りを選ばず

一人になって

自分自身と向き合って

お互いに向き合って

受け止めて

受け容れて

側にいると覚悟して

いまを二人で生きて

君の全部を守るって誓うよ


寝惚けた君に抱きすくめられる

なにひとつ、無駄じゃなかった。


— anything we need —

A recollection with you

カフェ“ポエム” since 2010.11.27

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