Reason

窓の外の日常に触れるには

いまは、あまりに勇気が必要で

もう1人で立てなくなった自分の足を、ただ恨めしく思った


着飾って、長い髪を風に靡かせながら

7cmのヒールを響かせて街を歩いてると

生きている気がした


誰が気に留めるわけでもない

理由もなく流れていく涙


割れたままのワイングラス

気づいて欲しいと願いながら、手放した大切なひと


触れた温もりは、ひとつも嘘つきじゃなかった

このまま落ちていくのが怖かっただけなの


逃げて、逃げて

その先で、生かされた理由ごと

あなたが守ってくれたらいいのに。


ーReasonー


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