あとがき「ポランカ写真展ー夜ー」

こんばんは、祐月です。

ポランカ写真展ー夜ー、本日が会期最終日です。
きっとこの記事に辿り着く人は、僕の言葉を毎日見ている人でしょうから、
どこよりも早く色々ネタバラシしていこうと思います。


夜という時間は、僕が詩人である所以の最たるところです。
テーマから連想された、僕にとっての夜は、もっと孤独でした。
同じように物書きの皆さんなら、きっと分かってくださるはず。

ところが、今回はワケが違いました。

このあと正式に発表しますが、出展と同じ時期に、同じ場所で企画展をやることにしました。
元々、ポランカで写真展をするつもりではいました。ただ、普通の写真展はしたくない。
自分のノートにご丁寧にタイトルやらコラボやらが書き付けてあって、それをどこまでできるか
わからないけれど、形にしよう。
まずは、企画展への導入として、でもひとつの作品として成立するように、「夜」を表現しようと決めました。

グループ展の写真に、ほんのすこし先の未来を託すことにしたんです
だから、僕はこの写真に、「誘い(いざない)」というタイトルをつけました。

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都会も一歩道を外れれば、そこは異世界にもなる。

光の当たるところだけが、目に見えるものだけが、世界の全てじゃない。
誰かの内側、そこにはきっと色々な人がいて、たくさんの気持ちがあって、
都会のネオンで見ることの叶わない、果たして星空くらいは綺麗な世界だと思う。

そんな世界に誘(いざな)われて、一興いかがでしょう?
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こころの内側は、僕にとって永遠のテーマのひとつです。
ようやく形を成そうとしています。

これを写真展ではなく、企画展だと名乗っているのは、
写真たちを見て「ああ、良かったね」で終わらせたくない、という思いがそうさせるんです。

ウケは確かに大事。
でも、SNSに流れてくるような、綺麗ものであれば良いとは思わないし、
見たことを明日には忘れ去られるようなものであって欲しくはない。

身内ばかりで、固まって会話をしているのも嫌だし、
解説を求めたら辿々(たどたど)しかったり、解釈は丸投げだったり。
自分の作品、だよね?と言いたくなってしまうのをグッと堪えました。

撮り方ばかりがクローズアップされて、撮ったときの情動とか過程とか
バックグラウンドがおざなりになってる。
写真が非言語コミュニケーションと化してしまってる。

わかる人にわかれば良いという考えを否定はしないし、
解釈は人それぞれで良いけれど、どうせなら同じ方向を向いていて欲しい。


詩人として、写真に携わる1人として、来場者の皆さんの
見る」以外の楽しみ方をすごく考えました。
企画展のタイトルや概要をご覧頂ければ、納得いくと思います。

色々反感を買うかもしれないけれど、これは、僕が提案する写真展の新しい形です。

もちろん単純な写真展として見てもらってもいいんです。
でも、出来れば、この企画展の全てを楽しんで欲しいなと思っています。


+ポランカ写真展ー夜ー+
会期 本日17時まで。
会場 GALLERY POLANCCA
   鹿児島県鹿児島市名山町8−8 Little Bird 3F-4F
   
   2Fの喫茶にて、珈琲・お菓子など頂けます。
   とても美味しいので、鑑賞のお供にぜひ。

他の出展者様もいらっしゃいます。
総勢20名の皆さんの作品を、ごゆるりとお楽しみください。

最後に、この展示でのモデルをみきちゃん🪄🦉にお願いしました。
都内で人が多い中、撮影にお付き合いいただいて、ありがとうございます。

出展写真は、本日19時頃に公開します。

A recollection with you

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