花灯ーハナアカリー

夏が終わることに、わずかながらに焦燥感を覚えた

あまねくほど打ち上がる花火とそれに群がる人たちは
テレビの向こう側の色温度だと割り切った

このまま静かに
闇夜に消してしまってもいいくらいに、そう思っていた

けれど、その瞬間(とき)と言うのは
想像もしていないときに唐突にやってくるものであって
こんなふうに見上げた光が、綺麗だってことを
今更のように思い知る

今年の夏は、ちゃんと鍵を掛けられそうだよ
ありがとう。

花灯ーハナアカリー
model : miki
photographer : yuduki 
camera : SONY α7Ⅳ
lens : SONY 35mmGM f1.4 × Kenkoレンズフィルター

A recollection with you

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