A monologue of mine
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君は僕にそう訊いた。
いまはもう何の話だったかすら思い出せない。
そうやって、僕らは忘れていく生き物なんだと気づいたとき、深い悲しみに襲われた、はずだった。
これは、ある写真の話だ。
色彩、または温度かもしれない。
好きとか、嫌いのことかもしれない。
でもこれといって確証はないから、説明するのは果てしなく難しい。
あの日、僕らは星の上にいた。
何でもあったわけではないけど、何もなかったわけでもない。レジャーシートを敷いて、星から街を見下ろした景色が、とても綺麗だったことを覚えている。
点と点は、生きた奇跡になった。
そこで目が覚めた。
目の前には、見慣れた一輪挿しがある。
花は微笑んだ、ように見えた。
枯れていくと分かっていて、なかなか酷なことをしてしまったという自覚はある。それでも、僕が生きていて欲しいと切に願った結末ならば。
生かされてるんじゃない。一所懸命に、生きている証だ。
そこで、ふっと、目を閉じた。
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