雨の夜、3分半の逃避行

雨の夜、君と電車に飛び乗った
3分半の逃避行

僕らに夜なんてなかった
どこへ行っても陽だまりの中にいて

息をして 生きているだけで称賛された幼さを

2人きりで手を繋いで
抱き寄せて
いつか来るはずの幸せを願った

ここに戻ってくるまでの 遠い遠い道のりを
僕らの人生なんだって言ってしまえば
それより綺麗な物語はこの世界のどこにもないって

夜の蒼さより蒼く 海の深さより深く
光より明るく眩しい

そんな君が笑ってくれた。

ー雨の夜、3分半の逃避行ー

A recollection with you

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