始まりに
行きつけの店のマスターとの話。
「物事続ければ続けるほど、腕は上がっていっているはずのに、満足しなくなっていく」
『たしかに』
「だから、最初に淹れたコーヒーが一番美味しかったでしょ」
『うん』
「それでそのうち、人が淹れてくれるものの方が美味しいと思うようになるんだよ」
全くその通りだと思う。自信って、きっとこうやって失っていくものかもしれない。
ただ、ここにひとつだけ返したのは、
『でも、誰かが褒めてくれることは、素直に嬉しい…(以下省略)』
ということ。
もちろん、褒めてもらおうとしてやっているわけではないから、照れ臭かったり恥ずかしかったりする。
いまの僕は、この先何をしてどう生きたいか、その始まりに立っているわけだけど、自分に自信なんてないもんだから、果てしなく迷っている。
はっきりしているのは、自分にも誰かにも、僕のやっていることはこれですと、誇りを持って言える人でありたいということ。
続けるのは大変。好きなら尚更。
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