2018.06.11 15:00紫陽花雨の匂いがして、まもなく降りだした持ち合わせていた傘を差して、小路を早足で抜ける―いつか見たスクリーンの向こうでは、遠い昔の言葉で逢瀬を重ねた2人が微笑んでいた僕に、その音は作れないけれど、君にだけ掛けられる魔法ならあるかもしれない冷たく濁った色さえ、淡く温かい声色に変えてしまうほど、大胆で今日が今日であって良かったと、ふと気付けるように、こっそりと―雨上がりの空に虹を見て、やっと君に出逢えた気がした。こんなに近くに居るのに紫陽花の季節、雨を待ってもいいと思えた。A recollection with youカフェ“ポエム” since 2010.11.27フォロー2018.06.29 10:50時間2018.06.09 01:40Good-bye Lily0コメント1000 / 1000投稿
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