歩いた分だけ

つい1分前のこと
紙一重で過去になっていくいまを僕らは

数秒前まで未来だったんだ、なんて
後ろ向きで歩いてるようなもんじゃないか

「置いていけよ。取りに来るのなんていつでも出来るんだからさ」

呆れたように君が言う

夕暮れが君の髪を紅くする
散歩道を風が通り抜けたとき、その髪を揺らした

綺麗だった。


A recollection with you

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