君の街まで。

日が沈む、その前に君のもとへ
どんなに頑張っても、あの水平線はたった4km先しか見せてくれない
太陽も月も、ずっと君を照らし続けることが出来るというのに

精一杯この手を伸ばして、届くように祈った

掴んでくれなくて良い
見てくれなくても良い

愛してしまったことを詫びるように
側に居られないことが当たり前のように
意味を探すより大切なことがあるって
嘯いておいて、今更どうしろって言うんだ
あんまりだよ

嘘を吐いていたんだ
何十回目かのごめんねは、僕ばっかりで、きっと、聞き飽きたよね
それは、君だけじゃなかった

ひとつだけ光った星の名前
ちゃんとあるのに、呼べないまま

遅咲きの桜が微笑む
もうすぐ日が暮れる

ねえ。僕、未だ、君のこと好きだよ。

A recollection with you

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