ー these days ー

風だけが穏やかでない冬晴れが、日常になってきたように感じるこの頃。

皆さん、いかがお過ごしでしょうか。

僕はといえば、色々なことがちゃんと良い方向へ進んでいるから、身体と心の調子を良くしていかなければなあ、という日々です。もちろん、ちょこちょこアナウンスしている通り、来月18日からは、鹿児島での「時」展が控えているので、すこしばかり義務感さえあるのかもしれません。あ、そうそう。僕は18日の夕方から20日まで、鹿児島にいるからね。

最近、新しい友人も増えました。これがまた、自分に所縁（ゆかり）のある、平たく言えば共通点があって、話も弾んで楽しいんですよね。ひとりひとりの色んな人生や考え方、関心のあることないことなどを知っていく度に、嬉しいと思うのは僕だけではないはず。社会人になってから、友人といられる時間は学生の頃ほどは到底持てないし、かといって欠かすことはできないもの。これまで見知らなかった誰かからのプレゼントだし、貰ったものは、やっぱり大事にしていたい。そうしてできた大事なひとたちには、会えるときに、会えるうちに、言葉も時間も重ねておきたい。

こういう感覚、忘れたくないなあ。いつでもね。

自分の居場所があって、それは誰かが誰かのために作った空間だけれど、そこにいると色々なことが見えてくる。入れ替わり立ち替わりのときもあれば、常連さんが並ぶ時もある。その常連さんも時が経てば、転勤や転校で他の場所へと移っていく。それに合わせるように、その場所の雰囲気は変わっていく。

たったそれだけ、と言えば、そうかもしれないけれど、求めていないひとがいることも確か。でもね、変化はするもの。時間は止まらないから歳だって取るし、どんな構造物だってメンテナンスやリニューアルをして維持していく。だから、変わらないものはない。変わることを怖がって止めてしまったら崩れていってしまうだけ。

変わることを怖れる必要はない。大切なものが形を変えていったって良い。

本当に守りたいものは、きっと、そこにしかないよ。

高層ビルをフレームにして、冬晴れの空を見ながら。

星乃祐月（ほしのゆづき）

星乃詩歩（ほしのしほ）

‐ A recollection with you ‐ introduction