nearly equal
これは、きっと、詩人だからこその欠落なんだろう
全てを伝えるために全てを言わない
敢えて削った言葉は、余韻でも余白でもなくて
隠す必要のない隠しごとになってしまって
僕の言葉は、そうして詩になってしまう
だから真意なんてものがあって
限りなく近づいて
ありのままであって欲しいって
切に願って、壊れそうになる
もっと簡単なはずなんだ
僕らが守りあっているものは、お互いにそうだと言いきれる
明日が何度やってきても、何ひとつ忘れたくない
失って初めて気付くくらいなら、意地でも守って失いたくない
言葉からは、逃げられない。
—nearly equal —
0コメント