nearly equal

これは、きっと、詩人だからこその欠落なんだろう


全てを伝えるために全てを言わない

敢えて削った言葉は、余韻でも余白でもなくて

隠す必要のない隠しごとになってしまって

僕の言葉は、そうして詩になってしまう


だから真意なんてものがあって

限りなく近づいて

ありのままであって欲しいって

切に願って、壊れそうになる


もっと簡単なはずなんだ


僕らが守りあっているものは、お互いにそうだと言いきれる

明日が何度やってきても、何ひとつ忘れたくない

失って初めて気付くくらいなら、意地でも守って失いたくない


言葉からは、逃げられない。


—nearly equal —

A recollection with you

カフェ“ポエム” since 2010.11.27

0コメント

  • 1000 / 1000